その後の二人。【前編】(DDFF/R18)

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フリオニールは身体を横向きにしてライトニングを抱き寄せた。そのまま手で下腹を撫でる。滑らかな皮膚の下のしっかりと固い腹筋を感じ、その形を指でなぞる。
ライトニングも再びフリオニールの男根に指を絡め、ずっしりとした重みを指で確かめ、そこを少し揺らしながらゆっくりをしごき上げる。
フリオニールの息も上がる。はぁ、と大きく息を吐いて眼下にあるライトニングの頭のてっぺんに口を寄せ、つむじの辺りに口付ける。
下腹を撫でていた手をさらに下に移動させると、柔らかい陰毛が指先に触れた。
「生まれたてのチョコボの毛より柔らかいな。」
ライトニングが吹き出し、肩を震わせて笑いをこらえている。確かに、あまりロマンティックな言い方ではないが、
「でも、本当に柔らかくてフワフワなんだ。」
と、優しくそこを撫で、柔らかい毛を指に絡めたりしている。確かに、事後にライトニングを抱きしめたままそこに手を当てて感触を楽しんでいる風ではあったが。
「わかったわかった。」
「色もきれいだし…ライトの髪の毛を同じ色で…」
「お前は私の胸さえまともに見れなかったのに、そんな所が何色かは知っているんだな。」
ライトニングは呆れて、戯れに指の中のフリオニール自身の先端を親指でぐり、と強く擦った。
「うわ…っ、ライト…っ」
フリオニールはライトニングを抱きしめたまま大きく背をしならせた。
「ライ…ト…っ、あまり、……強く…」
ライトニングの親指の腹が鈴口のあたりをかすめる度にフリオニールびくびくと身体を波打たせる。
「だめ…だ、ライト…っ、本当…に…っ…」
フリオニールが感じているのがうれしいのと、ちょっとしたいたずら心でそのまま敏感な鬼頭の吐精する小さな口の辺りをかすめながら親指でこすり続ける。と、不意にフリオニールは身体をぶるっと震わせた。
「ーーーーーーーーーーつ!」
ライトニングが握りしめ、撫でていたそこから勢い良く白い液体が吹き出し、ライトニングの手と、二人の身体を濡らした。
「は…ぁ……っ、ら、ライト…」
射精はなかなか収まらず、フリオニール自身はいつまでもライトニングの中でびくびくと跳ね、濃い精液を吐き出した。
「フリオニール……」
「………………ごめん。」
フリオニールはいたたまれないのだろう、肩越しに見ると背中まで赤くしている。ライトニングは驚いたが、そんなフリオニールが可愛く思えて身体に吐き出された液体がつくのも構わず、大きな背中をぎゅっと抱きしめ、ぽんぽん、と優しく叩いてやる。フリオニールは余韻がなかなか去らないのだろう、はーはーと肩で大きく息をしている。
(少し…悪ふざけが過ぎたか…?)
ライトニングは焦り始めた。フリオニールがなかなか顔を上げないからだ。気の良いフリオニールを怒らせでしまったのだろうか?
「フリオニール…?」
「…ひどいな、ライト…」
いつもの声なのでホッとして髪の毛を撫でてやる。フリオニールの銀色の髪もホワホワとして柔らかいな、などと思いながら。
「からかうつもりはなかったんだ。ただ、その…お前の反応が…可愛かったから。」
言ってしまってから、フリオニールは”可愛い”があまりうれしくないようだったと思い出した。フォローがフォローになっていなくいとライトニングは焦った。
「また…そうやって…」
「…?なんだ?」
「年上ぶって、俺をからかう…」
声が拗ねてる。フリオニールがふて腐れるのはとても珍しいことで、健気さといじらしさも加味されて、ますます可愛く思えてしまうのだが。さて、どうやってフリオニールをあやしてやろうか、と考えていると、フリオニールは身体を離してライトニングを見据えた。
(やっぱり…拗ねてる…)
ライトニングは感動すらしてしまう。眉を寄せ、少し唇を尖らせて何か言いたげにライトニングを見つめている表情に胸がきゅっと締め付けられる。フリオニール風に言うと、それこそ生まれたてのチョコボを愛でるような、抱きしめて頬ずりしたくなるような、そんな愛おしさだ。
「…怒って…いるのか?」
フリオニールは無言でライトニングを組み伏せた。
「…フリオニール?」
フリオニールは手を伸ばし、ベッドの傍らに置いてある椅子の上の自分の服の中からターバンを取り出した。ライトニングは嫌な予感に身体を捩ってフリオニールの身体の下から逃げ出そうとするが、フリオニールはターバンを口にくわえ、空いた両手でライトニングの手首を捕らえられ、頭上に縫い付けられる。押さえられた先からターバンで器用に両手首を結わえられた。
「…お前は…!」
自由を奪われ、怒って暴れるライトニングだが、フリオニールは気にも留めないで、鍛えぬかれた腕でライトニングの身体を抑えこむ。
「さっきのライトは可愛かった。」
「なんだと?」
「さっき、手首を押さえてた時だ。」
「仕返しか?子供か、お前は!」
「子供でもいいさ。言っておくが、俺だって怒る時もある。そうやって年上ぶるんだったら、そうしておけばいい。」
子供のように拗ねた表情のまま、フリオニールはライトニングの唇を乱暴に塞ぎ、舌をねじ込んできた。
「嫌、……んんっ!」
フリオニールは我が物顔でライトニングの口内を蹂躙する。
「んんーっ!」
フリオニールの手がぎゅっと固く閉じられたライトニングの太ももの間に手を押し込んで来て、ライトニングは口を塞がれたまま抗議の声を上げる。
ライトニングは暴れ、肘でフリオニールの背中を打ち据えようとし、動きを止めた。フリオニールがそれに気付き、おや?という表情をして手を止めた。
「…ライトは、優しいな。」
「…うるさい。」
「それとも、こういうのが好きなのか?」
「殴るぞ。」
フリオニールはライトニングの額にキスをする。なんだかんだ言って、ライトニングはフリオニールに手を上げることが出来ないようだ。赤くなって必死で視線を反らせ、結局はされるがままになっているライトニングが可愛くて仕方がない。
「分かったから、早く解け。」
何が分かったんだろう、と可笑しく思いながらフリオニールはライトニングの首筋に舌を這わせ、ライトニングの気持ちがそちらに移った隙に、手を太ももの合間に難なく滑りこませた。
「…っ!フリオニール!」
「うん、よく分かった。」
「だったら早く…」
「でも、やっぱり可愛いライトが見たいから解かない。」
これ以上の反論は聞く耳をもたない、と何度口づけても飽きたらない柔らかい唇を塞いでしまうと、ぐっしょりと濡れそぼった秘裂をそっと撫でる。焦らす様にゆっくりとそこを往復させると、それだけでフリオニールの指はライトニングの愛液でびしょぬれになった。
「…ん…っ……」
ほんの少しフリオニールの指先が先端の陰核をかすめただけで、水面に一滴の液体が滴り落ち、じんわりと広がるようにライトニングの下肢にえもいわれぬ感覚が広がる。
「ぁ……ぅん……」
もどかしさにライトニングはもじもじと太ももをこすり合わせる。その動きに合わせて胸がふる、と弾んだ。
「ライト…ここ…」
フリオニールは花弁が合わさったおの先にあるぷくりと膨らんだ肉芽を中指でそっとなぞる。
「あっ……!」
ライトニングは身体を竦め、身体をふるふると小刻みに震わせている。拗ねて、そっぽを向いていたはずが、無意識にフリオニールに甘える様に身体をすり寄せる。フリオニールは指の腹で優しくその敏感な真珠を円を描くようにじんわりと撫でる。
「あ、あぁ…っ!」
ライトニングは身体を縮こませ、フリオニールの胸の中に逃げ込もうとするが、フリオニールはやすやすと空いた手でその手首を頭上に縫い付けてしまい、再びライトニングの胸に吸い付く。
「あああっ……んっ……!」
フリオニールは長い腕で器用にライトニングの手首を押さえ、もう片方の手て小さな小さなクリトリスを傷つけぬ様にふわりと撫でさすり、舌で胸の突起をねぶり、転がす。
「あぁっ!ふ、フリオ…っ…ああ……っ!」
魚の様に身体をしならせるライトニングを、フリオニールは片手だけでしっかりと押さえつけている。手首を押さえる力強さと、下肢の肉芽を愛撫する繊細さ、相反する動作を器用にやってのけるフリオニールにライトニングは舌を巻く。やめてと頼んだところで、今のフリオニールはその手を止めてくれないだろう。
「あっ…あ、…フリオ、…離し……」
それでもライトニングは懇願せずにはいられなかった。胸を同時に愛撫された時から身体に広がる悦楽がいちどきに何倍もの濃度をもち、ライトニングを絶頂へと押し上げようとしているからだ。
「ん…っ…!…こ…の、格好は……い、や…」
フリオニールは応えない。身体を押し開いた状態でライトニングを愛すると、いつもよりと違った乱れた様を見ることができ、その姿がたまらなく淫らに思え、手も唇を止めることができない。
溢れ出す愛液を指先に絡め、ぷっくりと充血して膨らんでいるそこをどんどん刺激してやると、口では拒絶しているライトニングは無意識に膝を立て、フリオニールの手を受け入れる。
ライトニングの身体にだんだんと力が入り、身体がこわばったかと思えば弛緩するを繰り返し始めた。吐息も荒く、声も押さえきれなくなっているようだ。
「あっ、あっ…!フ…リオ……、もう……っ……」
「ライト…」
フリオニールはライトニングの耳元に熱っぽくささやく。少し掠れた自分を呼ぶ声はライトニングの絶頂を否が応でも急き立てる。その声だけで下腹部の奥に集められた快感が弾けそうになる。
「このまま、君がいくところを見たい…」
その一言だけで身体の熱が弾けた。
「あぁぁっっ――!」
腰が大きくのけぞり、それから身体ががくがくと何度も痙攣した。絶頂でぴくぴくとひくついている肉芽を、フリオニールは指先できゅっと摘みあげる。強すぎる刺激にライトニングは悲鳴を上げた。
「ひっ…ぅ、フ…リオ……、そこは…!もう…っ……!」
達して敏感になり過ぎている花芯をフリオニールは爪の先でひっかく。それは本当にそっと、ごくごく軽い力でなされているのに、ライトニングは汗を散らせてベッドの上で跳ねる。
「フリオ…フリオ、やめ…っ、あぁっ!あぁっ!」
胸への愛撫などなくとも、二度目の絶頂はあっという間にやって来た。
「あ――っ!あ――っ!」
顎を大きく仰け反らせ、身体を痙攣させ、腰はライトニングの意思と裏腹にはしたなく飛び跳ねた。痛みをともなう強い快感に、ライトニングはポロポロと涙を零す。
「フリ…オ、わた…し……は……」
ライトニングの身体は未だに余韻でビクビクと震えている。それなのに、フリオニールの指はいたずらに左右の花びらをやわやわと撫でるのだ。
「…早…く…」
はぁはぁと肩で大きく息をし、フリオニールに瞳でうったえかけるライトニングはたまらなく扇情的ではあるが、
「ごめん、ライト。さっきの君のイタズラのせいで、俺はまだ無理なんだ。」
声はいつも通りなのだが、ライトニングの好きな金色の瞳が何かを企んでいるかの様に蠱惑的に光っている。すぐにフリオニールの言葉が嘘だと分かり、彼が何を考えているかを察したライトニングは慌てて身体を捻ってフリオニールの身体の下から逃れる。一瞬その逃亡は成功したかに思えたが、すぐに背中から抱きしめられた。
「逃がさない。」
その声に、全身から力が抜ける。抱きしめられた背中に熱い肉の楔を感じ、ライトニングは振り向き、やはり嘘だったと抗議しようとした所であっさりと唇を塞がれた。まるで罠に自分から飛び込んでいったようだ。
フリオニールの指は結わえられたままの腕でなんとか胸を覆おうとしているライトニングの腕をかい潜って、胸の頂きを人差し指でコロコロと転がしてやる。もう片方の手は下腹部へと伸びた。柔らかい茂みのもっと下の、二度も気をやってくったりと萎えてしまい花弁の奥に姿を潜めた肉芽を探る。暴れるライトニングをものともせず、器用に包皮を人差し指と薬指を使って向いてしまうと、未だにじりじりと甘く疼くそこを中指で擦る。
「ああ……ん、……あっ…フリオ、フリオ!」
「感じているライトは本当にきれいだ…」
吐息を含んだ声で耳元で囁かれ、それだけでゾクゾクとした感覚が背中を駆け上がる。フリオニールは声でライトニングを感じさせることが出来ることを学んでしまったのだ。
「感じている声も…」
「やっ……!フリオ…っ!」
いやいやと頭を振るライトニングの耳たぶをそっと噛み締め、更に言葉でライトニングを責める。
「もっと、”フリオ”って呼ばせたいな…」
そうして、陰核をなぶっていた指を蜜を溢れさせている蜜壺にぬるり、と埋め込んだ。

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