パンネロのリベンジ!(FF12/R18)

この記事を読むのに必要な時間は約 14 分です。

顔の真横に置かれた手にパンネロは今から行われる事を思って息を飲んだ。バルフレアはパンネロの腰を抱えるて引き寄せた。何が行われようとしているのか瞬時に理解したパンネロは、
「バルフレア…!それ…いやって…あああああっ——!」
熱い塊がぐっと差し入れられ、下から突き上げてくる。達したばかりの再奥を強く抉られ、パンネロはたまらず悲鳴を上げた。パンネロは後背位があまり好きではない。イク時は手を握ってて、とか、ぎゅっとしてくれなくちゃイヤ、などという可愛らしいわがままからバルフレアが分析するに、パンネロの体位の好き嫌いは如何に身体同士が密着してるかが大きく関係しているようだ。後ろから突かれると、目的がそれだけ(そう言われた時、バルフレアは“それってなんだ”と密かに思ったのだが)の様な気がするし、
「それに…少し痛いの。 」
痛いと言われると、バルフレアとしては諦めざるを得ない。だが、パンネロのぴちぴちとした豊かな尻をぐいと掴んで、その翳りに猛ったモノを思い切り突き入れて鳴かせてみたいという欲望はいつもあった。扇情的なパンネロに今朝はとても我慢が出来そうにない。繋がったままパンネロの身体を引き寄せ、背中から抱きしめると、そのまま膝で立ち上がる。引き寄せられた方のパンネロも膝で立たされた形になり、
「…やぁっ!お願い…これ、いや…ぁ…」
構わず、バルフレアはパンネロの尻に腰を押し付ける。これなら痛くないだろうという配慮と、後ろから抱きしめる事で甘えん坊な恋人の要望に応えたつもりなのだ。赤ん坊の尻の様にすべすべとし柔らかく張りのある肌が触れる。そのまま突き入れるのではなく、密着したまま中を抉る様にして動かす。昨夜、パンネロが上に乗った時の動きをそのまま真似たのだ。
「ふうっ…あ…ふぅんっ……」
途端にパンネロが甘く鳴く。じゅぶじゅぶと抉るように中をかき回す。
「くっ…あ、あっ!」
「こうすると…気持ちいいんだろ?」
「…あっあっ…ちが…っ。 」
「昨日、自分でこうやって動いていた。 」
バルフレアはパンネロの肩越しに小振りだが形の良い乳房を掴み、もみしだく。
「あっ…やぁん…っ…だ、だめぇ…っ」
言葉では抵抗するが、身体は素直に悦びを伝えて来ている。無意識のうちに、尻をバルフレアの腰に押し付ける様にして自らも動く。バルフレアは空いた手で下腹部の柔らかな毛を撫で、その先にある赤い肉芽をきゅっと摘む。
「くぅ…っ…!あ、あっ!」
「だめじゃないだろ…パンネロ…こうやって、中を抉られてから前をいじられるとたまらないんだろ?」
言葉でも攻められ、パンネロは目をきつく瞑る。
「目を閉じるな。 」
その言葉にすら感応し、じゅんと蜜を滲ませる。
「目を開けて、下を見るんだ。 」
パンネロは慌てて首を横に振る。
「パンネロ。 」
苛立ったバルフレアの声におそるおそる目を開けて下を見た。そこにあるのは一糸纏わぬ白い身体に纏わり付く二本の太い腕。小さな乳房は大きな掌で掴まれ、ぐにゃりと歪んでいる。もう一本は薄い色の茂みの奥をなぶり、更にその奥にはねっとりとした白濁した液に覆われたバルフレアの物が蠢いているのが見えた。パンネロは激しく頭を振り、そこから逃れようとする。
「…っ!いやっ!恥ずかしい…!許して…ぇ…」
バルフレアは思わず舌打ちをする。
「だめとか、いやとか…」
口では恥じらいながらも、その細腰をバルフレアの動きに合わせて淫らに上下しているのに。
「悪いが、それは聞き飽きたな。 」
のけ反った細い首筋にも舌を這わせる。汗の味がした。
「本当に嫌なら、今すぐにでも止めてやるさ。 どうなんだ、パンネロ?」
バルフレアの息も荒い。限界はすぐそこだ。パンネロはバルフレアの言葉にはっと息を呑む。小さくごめんなさいと呟くと、羞恥と快楽に震えながらも、
「い…や……じゃ、ない…の…」
二人が繋がった部分から押し出された愛液が溢れ出し、ぐちゅぐちゅといやらしい音を立ててバルフレアの腰とパンネロの太ももを濡らしている。
「じゃあ、なんて言うんだ…?」
バルフレアの、少し苦しげな声。少し眉根を寄せた顔が肩越しにちらりと見え、パンネロにはそれがバルフレアが怒っている様に見えた。“ちゃんとお相手”が目標だったのに、バルフレアを困らせてばかりで。
(私ったら…ちゃんと…言わなきゃ…でも…)
激しく快感を覚えていることをどうやって伝えればいいのだろう。
(…気持ちいい…で…いいの…?)
ともすれば快楽に流されそうになる中で必死で言葉を探す。不意にバルフレアが膣内の、その一点を抉った。じん、とした痺れが身体中を駆け巡る。
「あっ!…そこ……いっ…」
思わず口に出た。言った途端、頭が真っ白になった。折れそうなほど抱き締められ、ぐっ、と強く腰を引き寄せられた。パンネロは長い髪を振り乱す。
「いいのっ!きも…ち…いっ…あっ!あっあっ!ああっ!」
「もっとか?」
「もっと…!あ…っ…バルフレア……!」
噛み付く様にキスをされた。ねだるように、知らず、腰が浮いた。膣内のバルフレアの物がぐいと鎌首をもたげ、熱い液体が体の奥深くに注ぎ込まれる。激しく身体を痙攣させ、パンネロはそれを受け止めた。バルフレアは脱力した体をそのまま倒れ込ませ、パンネロの肩口に顔を埋めた。二人の荒い息が明るくなった室内に響く。いつもなら行為の後は気だるい心地良さで満たされるのだが、今日は違った。欲望のままにパンネロを攻めたて、恥ずかしい告白を無理強いさせたのはバルフレアの美学に反するのだ。お嬢ちゃんのお勉強をからかうだけだったのに、いつの間にやら我を忘れていた。
(全く…なんだってんだ…)
いつもならパンネロを優しく引き寄せてキスの一つでもしてやるのが、なんとなく気まずくて、声を掛ける事すら出来ない。とりあえず、このままでは重かろうと自身を引き抜き、身体を横に除ける。肩で息をしていたパンネロもすり寄って来るが、いつもと違ってどこかぎこちない。バルフレアも、気の利いた言葉が浮かばない。気まずい空気が流れた。不意にパンネロが身体を起こした。少し気だるそうに何かを探している。キョロキョロと辺りを見渡し、さっき自分が纏っていたバスタオルがベッドの下に落ちているのを見つけると、それを拾い上げる。
(シャワーでも浴びるのか…?)
だが、今は側を離れないで居て欲しい。気まずいままベッドに残される事を思うと、バルフレアは柄にもなく不安で溜まらなくなった。パンネロはぎゅっとタオルを握りしめると、欲望を吐き出した後ですっかり萎えてしまったバルフレアの男根を手に取り、バスタオルでそれを優しく拭い、後始末を始めた。
「お…おい…?」
「…全然…だめとか、嫌じゃないの…」
「パンネロ…」
「ごめんなさい…もう言ったりしないから…」
やはり恥ずかしいのだろう、目は伏せられ、声は小さく、震えている。だが、意を決したかの様に顔を上げ、縋る様な瞳で見つめると、
「お願い…だから…もう1回…して…」
そして、バルフレアの物の先端に優しく唇を落とした。ぴちゃり、と湿った音がして、小さな舌が自らに触れる。最初はちろちろと先端を舐め、徐々に全体を舐め上げる。力を失い、ぐったりと萎えていたバルフレアの男根に瞬く間に血液が集まり固くそそり勃つ。しかし、いくらタオルで拭いた後とは言え、自ら放った精液とパンネロの愛液で汚れた自身をその口に含もうとした時はさすがに引き止めようとした。だが、パンネロは小さく首を横に振り、頑として譲ろうとしない。最初は戸惑ったバルフレアだが、不思議と汚いという感じはせず、むしろこの健気な少女がここまでしてくれる事に深い感動を覚えた。パンネロが唇を離す。舌や唇が触れた所は唾液で濡れ、カーテン越しの光でてらてらと光る。今度は横から銜え、竿の部分に唾液を擦り付ける。パンネロは夢中になっているようだ。その表情は男の精を求める魔物の様に淫らでもあり、熱病に浮かされる子供の様にあどけなくもあった。まろやかな筋肉で覆われた健康的な二の腕、華奢な肩、薄い背中、本当に内蔵が入ってるのかと思う程細い腰、その先にダイナミックな稜線を描き、たわわな尻。それが自分の股間にかしずく様にし、可憐な唇を赤くして自分の物をむさぼっている。あまりにも淫らな光景にバルフレアは固唾を呑んで見とれていた。
「……バルフレア?」
バルフレアが何も言わないのに心配でたまらない、といった風情でパンネロが顔を上げる。
「……バルフレアの…好きにして……いいの。ね?お願い……」
泣き出しそうな顔を消え入りそうな声に胸を締め付けられ、強く抱きしめ、組敷いた。汚れた自分の物を銜えていたのも構わず、めちゃくちゃに口付ける。いつもの様な余裕はなかった。パンネロの胸にむしゃぶりつくと、片方の頂を啄み、もう片方を左手で乱暴にもみしだく。
「あ……あんっ!」
いつもと違い、切羽詰まったバルフレアの様子にパンネロは驚く。同時に、めちゃくちゃにされればされる程、それだけ自分が求められているのだという満たされた気持ちになり、いつもならためらわれる声を存分に張り上げる。
「あっ、あああっ…バルフレア…っ…」
パンネロはバルフレアの頭をしっかりとその胸に抱える。ベッドの中でも素直ではない恋人がこの瞬間、妙に幼く思えた。
「バルフレア…」
耳たぶに唇を寄せ、苦しい息の下で囁く。
「お願い…もう…来て…」
バルフレアの身体が離れ、パンネロはゆるく足を開く。てっきりそのまま入ってくると思っていたのが、パンネロは夢見心地な気分から一気に引き戻された。
「きゃああああっ!」
バルフレアはパンネロの右の足首を持つと、高々と抱え上げ、股を大きく開き、恥ずかしい場所を全て晒したのだ。
「バルフレア…っ!」
“いや”と言いかけて、ついさっき、もう言わないと約束したのを思い出す。ぐっと言葉を飲み込み、両手の平で顔を覆い、ただただ羞恥に打ち震える。一方バルフレアは挿入するのも忘れ、パンネロの姿に見とれていた。踊り子のプロ意識が成せる技か、パンネロは普段の仕草から無意識に身体をきれいに見せようとしているようだった。すっと伸ばされた背筋、エレガントな動き…それらが見事に性技にも生かされていた。身体の柔らかさ故にきれいに90度に開いた足、膝も足首まっすぐに伸ばされ、ただ、足のつま先だけが何かを耐える様にきゅっと丸められている。羞恥心を煽るはずが、まるで踊りのポーズの様に美しく、また、恥ずかしげに震えている様と相まってバルフレアはまたもや見とれてしまう。
「…パンネロ…」
パンネロがおそるおそる指の間から瞳を覗かせ、バルフレアを見つめ返す。その様に思わず笑みが溢れる。
「いい子だ。 」
またもや子供扱いされ、手の平の下でも、頬がぷぅっと膨らむのが分かった。そんな様子がかわいくて仕方がないのだが、パンネロは気付くはずもない。だが、またもや“大嫌い”などと言われては困ると考え、ついでに“大嫌い”が予想以上にHPを大幅に削っていた事に気づいて少し情けなくなり…それをごまかす為に派手にシャフトを打ち込んだ。パンネロの身体が大きくベッドに沈む。声を上げるかと思いきや、パンネロは顔を覆っていた手で口元をしっかりと押さえている。
(やれやれ…大胆になったかと思ったら…。)
パンネロなりに約束を守ろうと必死なのだろう。そんな健気な恋人を、もっといじめてみたいと思う。そして、どこまでもそれを受け入れてくれるこの少女の母性に甘えたい。繋がった部分から溢れる二人の体液でパンネロの秘裂はしとどに濡れている。それを左手の人差し指に絡め、尾てい骨から膣にかけてをぬるり、と撫でる。パンネロがひっ!と悲鳴を上げた。そして、咎める様な視線をバルフレアに送る。バルフレアはそれを受け、にやりと笑うと更に指を滑らせる。
「バル…フレア…」
パンネロは止めてと懇願しかけるが、後が続かない。確かに好きにしてとは言ったが、
(こんな…こんな汚い所まで…)
セックスの深遠さにパンネロは自分の発言を後悔する。
「…嫌か?」
「どう…して…?そんな所…」
「イイんだろ?撫でる度に、ここがすごく締まる。 」
バルフレアを蕩けさせるかのようにねっとりと絡み付く襞が指の動きに合わせてひくり、ひくりと締めつけてくる。自らの意思に反して反応する身体に驚き、怯え、パンネロは必死に逃げようとするが、不自由な体勢で貫かれ身動きが出来ない。仕方なしに目を閉じてその時が過ぎるのを歯を食いしばって耐えようと決まる。だが、バルフレアの言葉通り、後ろを撫でられる度に結合部にじんじんと痺れが走り、目の前が真っ白になってゆく。
(声が…声が…出ちゃう…)
ぎゅっと噛み締めていた唇から吐息が溢れ、
「ぅ…ん…あ…っぁ、あ……あっ!」
身体中を駆け巡る快楽がもどかしくて悲鳴を上げてしまう。
「あ…ぁ…あっ!バルフレア…っ!…お願い!もう…もう…っ!」
応えてやるように腰を叩き付けると、華奢な身体が大きく反り返る。容赦ないバルフレアの突き上げにパンネロの身体は嵐の中の小舟の様に揺さぶられ、声も出せずにただ、喘ぐ。

1 2 3 4