パンネロのあくび。(FF12/R18)

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パンネロは荒い息のまま、バルフレアの首に腕を回し、甘える様に肩に顔を埋める。
すると、形の良い耳がバルフレアの目の前に露になる。
「パンネロ。」
呼ばれて、身体が小さく跳ねる。
「…欲しいか?」
パンネロが小さく頷いた。
「じゃあ、自分で挿れるんだ。」
その一言で腕の中のパンネロがびくり、と固まる。
「やだ…バルフレア、私…」
「いつもと違う事をしたいんだろ?明るい部屋で、服を着たまま、このまんま自分で挿れるんだ。でなきゃ、さっきの続きだな。」
“さっきの続き”が何を指するのか…
恥ずかしさのあまり、パンネロはもじもじと身をよじっていたが、また怪しく動き出したのにバルフレアの指から慌てて腰を引いて逃れる。
「…やっぱり、バルフレアの意地悪。」
パンネロは小さく呟くと、膝で立ち、少し躊躇ってからバルフレアの膝をまたいだ。
寝間着を着たまま…というのが却って恥ずかしかったのだが、長い裾のお陰でバルフレアを自ら受け入れる所が晒されなくて済んだのがせめてもの救いだった。
怒張したバルフレア自身を自らの秘裂にあてがい、ゆっくり腰を落とす。
「…あ——っ!」
恥じらいを含んだ甘い声が漏れる。
達したばかりで充分に潤っているパンネロの膣内は硬くて太いバルフレア自身の挿入だけで愛液が溢れ出し、いくつもの筋を作り太ももを伝って流れて行く。
「…あ…やだっ…」
バルフレアは恥じらいと快楽で震えるパンネロの頬にそっと触れ、撫でる。
「…いいコだ。」
パンネロはまともに視線を合わせる事が出来ず、俯いてしまう。
バルフレアはその仕草にふっと笑みを漏らすと、
「かわいいよ、パンネロ…」
優しい言葉に漸くパンネロが顔を上げた。
そして、なかなか動いてくれないバルフレアを縋る様に見つめる。
「今度は自分で動くんだ。…出来るな?」
パンネロの顔が再び泣き出しそうに歪む。
バルフレアは華奢な身体の割には肉付きの良い
パンネロの尻をぎゅっと掴むと軽く上下に揺すってやる。
「やぁっ、バルフレアっ……!」
パンネロはバルフレアの首に腕をまわして必死で自分の身体を支える。
「自分で、動くんだ…パンネロが気持ちいい様に…だ。」
パンネロはバルフレアの言葉におずおずと腰を動かし始めた。
最初はどうすればいいのか分からない様で、ぎこちなかったが
「……っ…ぁ…?」
バルフレアの陰毛にクリトリスを擦り付ける様にして伸び上がり、腰を落とす度にきゅっと内部を締め上げるとその度に全身を絡めとられる様な鈍い痺れが走る。
「んっ、んんっ……」
普段の清楚さがうそのように、パンネロは積極的に腰を振り始めた。
長い髪を振り乱してよがり、バルフレアの胸に顔をすりつけ、パンネロは甘く鳴く。
「あっ…ぁっ…いっ…い…」
更なる快楽を求め、バルフレアの上で身体を弾ませる。
あまりに淫らなその姿は、普段の清楚な様子とはかけ離れていて、可憐だった少女の身体をここまで作り上げたのは自分なのだと思うとバルフレアはどうしようもない独占欲に駆られる。
(…俺の女だ…)
この少女はとびきりの声で鳴き、華奢で柔らかな身体はどこもかしこもバルフレアを受け入れる為に濡れている。
やがてパンネロの呼吸がいちだんと早くなり、体が小刻みに震え出した。
つま先をきゅっと丸めては、がくんと身体が脱力する。
と、また激しく腰を擦り付けて来る…
そんな動きを繰り返している。
「…イキそうか?」
息を弾ませ、言葉も出ないパンネロはコクコクと何度も頷く。
「…だけど、イケないんだな?」
「…ぁ…だめ…なの…動い…て…ぇ…」
バルフレアも、もう耐えられない。
パンネロのほっそりとした腰を強く抱きしめると、激しく突き上げた。
「ああっ!バルフレアっ……」
パンネロは一度大きく背を仰け反らせたが、すぐにバルフレアの首にしがみつく。
「あっ…やぁん…っ…だ、駄目…っ!そ…んな…強く……あぁっ!!」
パンネロはバルフレアにしがみつき、悲鳴を上げることしか出来ない。
「押さえ…切れな…いっ…の…っ…!」
「パンネロ…」
バルフレアも熱に浮かされたかの様に白く、細い首に軽く歯を立てると、更に激しく腰を打ち付け、より深い所を貫いた。
「あぁぁぁぁ…んんっ!!!」
「…く…っ」
パンネロは体を弓なりに反らして一際高い声を上げた。
バルフレアも小さく呷くと痛い程締め付けるとパンネロの膣内に熱い体液を吐き出した。

「最初は“お話する”なんて言ってたのにな。」
「そ…それはバルフレアが…」
「話なら、終わってからでも出来るだろ?」
「だって…」
そう言ったきり、パンネロは黙り込んでしまう。
最初はパンネロのこういう子供っぽい部分をどう扱えばいいか分からなかったバルフレアだが、今ではそれを楽しむ余裕が出来たので辛抱強く続きを待つ。
そうすると、沈黙に耐えかねて結局はパンネロが自分で話してしまうのだ。
「だって…終わった後って…眠くなっちゃうんだもん。」
パンネロはあぁん、と小さく欠伸をするとバルフレアの胸に顔を埋める。
やがて、すぅすぅと可愛らしい寝息が聞こえて来た。
「…おい、本当に寝ちまったのか?」
バルフレアが慌てて覗き込むと、パンネロ気持ち良さげに寝息を立てている。
自分がマグロ状態だったので少し物足りないバルフレア、出来ればもう1回…などと考えていたのだが。
(さっきはあんなにいやらしい顔してたのにねぇ…)
だが、赤ん坊の様に満たされた寝顔のパンネロを見るバルフレアは誰も見た事がない程優しい表情をしている。
残念ながらいつも先に眠ってしまうパンネロがその顔を見られる事はないのだが。
おわり。


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