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二人の身体に挟まれたパンネロのこぶりな胸を手のひらで覆い、指が食い込むほど強く揉みしだいた。
「あ、ぁん！」
いつもなら控えめな嬌声も今日はなんの躊躇もなく喉からほとばしった。パンネロは鈴を転がしたかのような愛らしい声を絶え間なく上げ続ける。そうしてその言葉の通り、バルフレアの身体にしがみつき、その固い身体に口唇を押し付けてくる。バルフレアが両手で両方の乳房を包み込み、押し上げるようにして揉んでやると、パンネロはバルフレアの両手首に手を添える。それは行為を止めようとしているのではなく、バルフレアに触れていたいがためのようだ。
「ぁ、ぁ、あん、んんっ……！」
パンネロがけぶる瞳でバルフレアを見つめる。バルフレアはパンネロのおねだりをすぐに察して双丘の頂きで痛いほど張り詰めている淡い色をした乳首を口に含んだ。
「ぁああん！」
待ちかねていた場所に待ちかねていた刺激を与えられ、パンネロはそれだけでびくびくと身体を大きく跳ねさせた。
「あぅ、…ぁんっ！バルフレア…」
まるですぐにでも達してしまいそうなパンネロの反応に、バルフレアは思わずパンネロの内腿に手を伸ばした。
「パンネロ…！」
バルフレアは驚きと感動で思わず声を上げてしまう。パンネロの内ももは秘裂から流れた愛液が伝わり、濡らし、それだけではなく物欲しげにひくひくと引きつっている。バルフレアはそのまま手で愛液の源泉へと遡ると、そこはおびただしい愛液でびしょびしょに濡れそぼってバルフレアの手を待ちわびている。さすがに恥ずかしいのか、パンネロはきゅっと首を竦めて口唇を嚙みしめている。
「パンネロ…」
バルフレアはパンネロの耳たぶにそっと歯を立て、そのまま優しくささやく。
「いつもみたいに言ってくれ。」
「いつも…みたいに…？」
パンネロは少し考え、すぐに得心がいったのか、
「バルフレア、だからだよ。」
「うん。」
「バルフレア、だけだよ。」
潤んだ瞳は感極まっているのか、それとも快楽のせいなのかはバルフレアには分からない。が、そうやって飾り気のないひたむきな言葉はいつもバルフレアを有頂天にさせ、パンネロを求める気持ちをよりいっそう強くするのだ。
「ね、触って。」
バルフレアはねだられるままにすでに濡れそぼっている蜜口を指でなぞる。触れられただけで、パンネロの下腹部の奥の方がきゅんと疼き、バルフレアの更なる愛撫を求めてそこが更に熱をもち、潤むのが分かる。
「はぁ……ぁ……バルフレア……」
切ない声て名前を呼ぶと、鼻と鼻がぶつかる程の近さで顔を覗きこんでくれる。
「バルフレアに…触れられただけで…すごいの…」
バルフレアは目を細め、パンネロにキスをすると秘裂全体を手を滑らせ、撫でる。
「ぁ……あっ……」
手がその狭い空間を行き来するだけで、じわじわとした快感が下半身に広がる。パンネロは身体をバルフレアにすり寄せ、バルフレアも空いた方の腕でしっかりと抱きしめてやる。バルフレアの手が花弁の中からぷくりと立ち上がった敏感な花芯に触れる。
「きゃ…っ…あ、あぅっ…！」
最も敏感な箇所を中指でじわじわと撫でられ、パンネロは身体を跳ねさせた。
「――っ！」
バルフレアの身体の下でパンネロの身体が大きく痙攣した。
「あっ、ああっ……ぁ、あ！」
バルフレアがほんの少しいじっただけで、その極みはあっけないほど簡単にやって来て、パンネロを一息に飲み込んだ。バルフレアの指先にある小さな小さな肉芽がひく、と震える度にパンネロを腰をびくびくと大きく跳ねさせた。
「んっ……あ、あ、バルフレア…」
パンネロは弱々しい声でバルフレアを呼び、バルフレアは達したあともいつまでも余韻が続くパンネロの身体を強く抱きしめた。バルフレアは感嘆せずにはいられない。抱く度にパンネロは感じやすく、より敏感になっていくようだ。そうして、それはあなたのせいなの、あなただけなのと甘えた声で頬をすり寄せてくる。こんな恋人が可愛くないわけがない。これほどまでに男を掻き立て、溺れさせるのがまだ幼さの残る少女なのだ。
「ね…もっと……触って…キスして…」
「キスして欲しいのは口唇か？それとも…」
バルフレアは達したばかりの肉芽を指先でぐっと押し込んでみる。
「あ、あ！」
達したばかりで更に敏感になっているそこを強く刺激され、パンネロは強すぎる快感から無意識に逃げようとバルフレアの身体の下で暴れる。
「パンネロ、残念だが俺の口はひとつしかない。さあ、どっちにする？」
からかうような口調ではない。パンネロが求めているのはどちらか、バルフレアは心の底からそれが知りたい。
「お前が欲しいものはなんでもやる。だから教えてくれ。」
熱っぽく語られて、パンネロはうっとりと多幸感に浸り、
「私の…ね、一番…感じるとこ、が、いいの。」
荒い息の下でとぎれとぎれに言葉を紡ぐ。
「そこに…いっぱい…キスして欲しいの。もう…待ちきれないの。」
バルフレアはちゃんと言えたご褒美とばかりにパンネロの口唇に軽いキスを与えると、パンネロの下肢を開き、そこに顔を埋めた。そして、花びらのように折り重なったその先端にある花芯を舌先でそっと突いてやる。
「はぁ……ぁ……んっ……」
ごくごく軽い力で触れられているのでおだやかな快感がさざ波の様に広がる。パンネロ顎を反らせ、胸を大きく上下させる。くりかえしくりかえしまろやかな刺激で肉芽に再び血流が集まり、ぷくりと立ち上がる。それを見計らって蜜を流し続ける膣口に中指を埋め込んだ。
「あっ！……んんっ」
膣壁が指を奥へ奥へと引きこむように妖しく蠢く。バルフレアは指の腹でパンネロの奥を優しく愛撫する。
「んっ……、あ……バルフレア……、も……っと、あっ！」
もっと、と言われてバルフレアはすぐに人差し指もパンネロの中に沈めて、今度は二本の指で、くちゅくちゅといういやらしい水音を響かせながらかき回す。最も感じる二か所を同時に愛撫され、パンネロは知らず、バルフレア自身を受け入れるときのように腰を浮かし、揺らめかせる。
「バルフレアっ……もう……もうっ！」
バルフレアが心得た、とばかりにパンネロの最奥を二本の指でぐっと抉る。
「あ――…………っ！」
舌先に触れた肉芽がぴくぴくと跳ねるのを舌で覆い、ざらりと擦り上げると、パンネロは悲鳴を上げ、身を捩らせる。
「だめ…だめ、そっと…！あ…、あ！どっちも…まだ……イッてるの…うっ………あん！」
バルフレアは指を引き抜くと、間髪をいれず、自身をまだ達したばかりの蜜壺にぐっと押し込んだ。
「ぁあああああ……っ……！」
パンネロが悲鳴を上げたと同時にその内壁がぞわりと波打って、バルフレアの雄に吸い付いてきた。挿入しただけで達してしまいそうな刺激にバルフレアはパンネロを強く抱きしめ、荒い息を整える。
「……最高だ。」
「んんっ…そんな言い方、いや…」
「パンネロ。」
バルフレアはパンネロの鼻先にちゅっと音を立ててキスをする。これはパンネロの幼い言動に応える時のバルフレアの癖だ。バルフレアが打ち込んだ楔がまだ動きもしないのに頭にずん、と響くような濃厚な快感をパンネロに与える。パンネロは身体中に浸透するその強すぎる快感にまともに返事すら出来ない。快楽に潤んだ瞳でバルフレアを見つめ返すのが精一杯だ。
「動くぞ。」
パンネロはこくん、と息を飲み込んで頷いた。てっきりこのままの姿勢で、と思っていると、バルフレアはパンネロの腰の下に手を回し、そのまま細い腰をぐっと引き寄せ、パンネロは膝の上に座らせられた姿勢になる。当然バルフレアの雄はパンネロの奥に突き刺さる。
「あぁ、あ……あぁ、ああ、あ！」
パンネロはバルフレアの肩にしがみつき、背をきれいにしならせて仰け反った。指先やつま先までに強い電流のような快感が流れ、身体を痺れさせる。
「バルフレアっ！あぁっ！深いっ…の、深すぎるの…ぉっ！」
パンネロはもうバルフレアにしがみつくことも出来ず、バルフレアが突き上げてくる度に身体が大きく揺さぶられる。ただ、腰はバルフレアの力強い両腕が巻きつき、繋がった部分が離れないようにしっかりと固定されている。突き上げられる度にぐちゅ、と恥ずかしい音をさせて愛液がその隙間から吹き出す。
「パンネロは…”抱っこ”が好きなんだろ？」
その”抱っこ”とは違う、と言いたくてもパンネロはまともな言葉すら出ない。バルフレアの熱い塊が引き抜かれるとまるで急降下でもしたかのように身体が空っぽになったような感覚に陥り、すぐさまその空虚が逞しい雄で埋められ、突き上げられる。
「あ、あっ、ああっ！」
バルフレアの逞しい胸に押し付けられた胸の先端が身体が上下する度にこすられ、更に何度も絶頂を味わったクリトリスもバルフレアの陰毛で擦られと、いちどきに三つの性感帯からの刺激を受け入れきれず、パンネロは次第に我を忘れ、嬌声を張り上げ、バルフレアの肩に爪を立てた。翻弄され、頭の中が真っ白になる。
「……っあ、あ、ああ……ぁ、あ！」
不意に身体がふわりと浮いて、どこまでも落ちていくように感じた。意識が遠のく中、胎内の最奥でバルフレアの熱が放たれたのを感じ、パンネロはうっとりとそれを受け止めた。
****************
パンネロが意識を取り戻すと、腕枕をしてくれて、寝顔をじっと見入っていたバルフレアの顔がすぐに目に飛び込んで来た。
「…私、寝てたの？」
「少しな。」
バルフレアは愛おしげに目を細め、パンネロの頬を手の甲でそっと撫でる。静かな部屋の中では微かな空調の音だけだ。見つめ合いうだけで互いの想いが通じ合い、心が凪いで穏やかになる。
いつもならば寝顔を見られて恥ずかしいと思うのだが、今日はバルフレアがじっと傍で自分を見守ってくれていたのがパンネロはうれしい。バルフレアがパンネロから何かを学んだように、パンネロもバルフレアの深い愛情を知ったからだ。パンネロは身体を少し起こし、バルフレアの身体にぴったりと自分の身体をあわせる。
「…雨？」
大きな窓から外を見やると、しとしとと雨が降っている。
「…明日、お出かけできないね。」
「そんなにしょげなくていい。パンネロは雨降りが好きだろ？」
「…どうして知ってるの？」
「雨の度に水たまりに飛び込んだり、木の枝を揺らして滴を落としたり、いつも大はしゃぎだろ？」
「や！見てたの？」
パンネロは飛び上がる様に起き上がり、バルフレアを見る。
「いつでも見てるさ。稲妻が走るのを見るのも好きだろ？大きな音を怖がらないで窓に張り付いて見ている。砂漠の姫君は雨が珍しいと見える。」
「砂漠の姫君は…アーシェだよ…」
「俺にとってはパンネロだな。」
パンネロは口元をゆるめて笑う。バルフレアの気障な物言いがいつもは照れくさいのだが、それももう平気だと思える。
「私？お姫様なの？」
「俺は空賊だからな。異国の姫が好きだ。」
パンネロはうれしくてバルフレアにしがみつく。
「さらっちゃうの？私を？」
「お城から盗んで、そのまま月にでも逃げるかな。」
「素敵！」
パンネロはバルフレアの頬に自分のを寄せてはしゃぐ。バルフレアはパンネロの頬にキスをし、そしてそのまま身体の位置を入れ替えてパンネロを組み伏せた。バルフレアの瞳に見つめられ、パンネロはその意図を察して、またうっとりと目を閉じた。
おわり。
レヴァナント・ウイングでパンネロの料理下手が私のツボにきゅぽんとはまって、こんなお話になりましたがいかがでしょう？そしてポルノなシーンは満足いただけたでしょうか？
バルフレアとパンネロはすごくマニアックといいますか、マイノリティですが、頑張って愛でて参りましょう！リクエストありがとうございました。
