FF12 バルフレア×パンネロ(R18)

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FF12のバルフレア×パンネロ(R18)です。パンネロがおそろいのパジャマを買ってきたのですが、デザインがかわいくて、できれば着たくないバルフレア。


「あのね、今日はお買い物してきたの。」
そう言ってパンネロがうれしそうに中央に淡い水色でロゴがあしらわれた白いショッピングバッグを見せてきた。バルフレアはシャワーを浴びたところで、ソファで届いたばかりの技術者向けの専門書を開こうとしたところだった。が、珍しいこともあるものだとすぐさま本をテーブルに置き、バッグを抱えて隣に座るパンネロの肩に腕を回した。
「いい物が見つかったみたいだな。」
「わかる?」
散財しがちなバルフレアに比べると、パンネロは無駄遣いをしない。きっちりと計画を立て、与えられた生活費できちんとやりくりをする。服やアクセサリーなどはバルフレア任せだ。もっと好きに買い物をしたらいいのにと思うのだが、それを提案すると、
「バルフレアの贈り物がどれも素敵だし、それにたくさん買い過ぎ。これ以上買ったらもうクロゼットの扉が閉まらなくなっちゃう。」
と言われ、さすがに自分の趣味を押し付け過ぎたかと反省していたところなので、これは良い兆候だとバルフレアも居住まいを正す。
パンネロはバッグの中から白く柔らかな素材のものを取り出した。柔らかく、伸縮性のある生地、袖口、裾、襟にグレイのサテンでパイピングがされているのを見て、どうやらナイトウェアのようだ。
「ね?かわいいでしょ?」
パジャマの生地は薄いグレイでハート柄がドット状にプリントされている。白い生地と薄いグレイのコントラストはぼんやりとしていて、目を凝らさなければハート柄とはわからないのが、パンネロが気に入った理由だそうだ。