その後の二人。のネタバレと裏話

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【前編】1ページ目
雪山でお互いを素肌で温め合う男女、というのが書きたかっただけで、その後の展開など何も考えてませんでした。どうせならこのまま2人で旅をさせたいな、だとしたらどうしてライトニングさんはフリオニールの世界に来たのか理由付けが必要だな、ディシディアのゲームのように012のメンバーが助けに来たら楽しいな、とか「そんな設定足していったらまた話が長くなるよ。」と思いつつ妄想が止まらずプロットらしいものもないまま、なんとかなるさというイキオイで1ページめ。
【前編】2ページ目
ロウリュ
そのまんまフインランドに伝わるサウナのことです。あしべゆうほさんの漫画、クリスタル☆ドラゴンに出てきてたアレです。クリスタル☆ドラゴンの中で登場人物達は裸で入ってました。北欧とかスカンジナビアの辺りのお話だと思うのですが、登場人物達は服を脱ぐことに大らかという感じです。こちらはまだまだ連載中で漸く佳境ですね。
【前編】7ページ目
フリオニールの指輪。フリオニールが指輪やターバンに石をつけてるのはネイティブ・アメリカンみたいに魔除けとかお守りの意味かなあと思ってます。この時点で2人は別行動させることを決めてたのでその時に活かせそうな設定になるかも。指輪を渡すってロマンティックだし!と思って。
【前編】8ページ目
ライトニングさんの脚フェチなフリオニールが書きたかったの。旅をするシーンを書くのが好きです。自分も旅行が好きだし。
【前編】9ページ目
アシストに出す012のメンバーはただアシストするだけじゃなくて、それぞれライトニングさんの助けになる物を置いていくようにしたら絆の強い感じが伝わっていいよなあと思いつきました。そこでゲーム内で彼らが持っていた武器やアイテムを使うことに。そこから必要に応じてアシストに出てくる順番が決まりました。フリオの世界とライトさんの世界だと文明が違い過ぎるからまず弾丸がないよなぁ→じゃあ、ラグナといった感じで。8の世界と13の世界の武器の弾丸に互換性があって、2の世界のは使えないのか、というツッコミは自分でもありましたけど、それはそれ、というとこで。
【前編】10ページ目
フリオニールが疑心暗鬼に陥るけど、それでも目の前の美しい恋人に溺れていく感じが書きたかった。すれ違いが多ければ多いほど、ラストには愛が深まるんじゃないかという思惑もあって、この後の2人は徹底的にすれ違わせることに。でもお互い離れられないのがロマンティックだと信じてます。
【前編】11〜12ページ目
バスルームでのセックスが書きたかった。洋画っぽい感じの。
【前編】13ページ目
男勝りな女性は家庭的なことをしない、というステレオタイプが嫌で洗濯物を丁寧に干すライトニングさんを書きました。外は賑やかなのに、そこから隔絶されて2人きり、という雰囲気と、それをぶち壊すフリオニールが書きたかった。
【前編】14ページ目
ライトニングさんを襲うモンスターにクアールを選んだのはFF2内で最凶と攻略サイトで読んだため。私はFF2はiOS版をプレイしたのですが、その中でクアールはそんなに強い敵ではなくなっていたためあまり印象に残らず、どちらかと言うと、FF12のサリカ樹林で出てくるイメージの方が印象深いです。
ヴァンはライトニングさんの背中を押す役で。「俺、呼ばれた?」はアシストで出てくる時のひと声。ヴァンは贔屓して良いように良いように書いてます。実際にライトニングさんをデレさせるという離れ業をやってのけましたしね。あの時のライトさんの台詞はヴァンをこの戦いから離脱させたいという気持ちを隠そうとすればするほどバレバレで、もう本当に大好き。お姉ちゃんと弟みたいで(と書くとセラに怒られるかな?)この2人は大好き。
アシストに来る012メンバーは原作遵守だけど、ライトさんが出会ったのと姿を変えることに。ラグナは大統領になってからの、エンディングのちょいワル親父なラグナですし、ヴァンの声(最重要)がライトニングさんに少し違って聞こえたのは声優さんチェンジネタです。
【前編】15ページ目
刀と槍を器用に使いこなすフリオニールが書きたかった。それと、すれ違ってどんどんギクシャクしていく2人。フリオニールはライトニングさんを危険な目に合わせたくないけど、「皇帝は悪だから倒さないといけない。それが正しいことだ。」という強迫観念とのサンドイッチになっているけど、それを抑圧しようとしている。
【前編】16ページ目
ラグナが言った「笑うのが苦手なフリオニール」は、フリオニールは自分の気持ちよりも一般的に正しいと思われることを最優先させる、という人としての不自然さをなんとなく察していて、それをライトさんに伝えようとしていた。
女槍士はFF9のフライヤのこと。FF9で一番のお気に入りなので出したかった。
【前編】17ページ目
ACのコスチュームで現れたティファ。ライトニングさんはティファが薄着過ぎるので、色んな面でそれを心配していて、ACのコスチュームにちょっとホッとしている。
年も近いし、女同士なので、ティファには弱音を吐けるんじゃないかなと。ティファが話した大切な人とはもちろんクラウドのこと。書かなくても分かりますよね、でも書くのだけど!心残りはティファがくれたポーション(カインにご褒美であげたアレ)を後の話でうまく活用出来なかったこと。
戦うシーンは苦手だけど、ティファとライトニングさんのバトルは、息がぴったり合ってる風に書きたかった。2人の戦闘でも艶やかで華やかだろうなあ。
【前編】18ページ目
あまりラブラブなフリライもセックスシーンも長いこと書いてなくて、これはいかん!とにかく甘く、長〜くポルノを書こうと決意したページ。そして、一見誤解が解けたようで、ライトニングさんがフリオの言葉を遮ってしまったので2人はちゃんと問題点を話し合えていない。
【前編】19ページ目〜22ページ目
ライトニングさんの脚が大好きなフリオ。腕を拘束してのセックス、2人だけの呼び名、先にイッてしまって恥ずかしいフリオとその逆襲、口移しで水を与え合う、などなど、素敵と思うシチュエーションはすべて入れてみました。いっぱいセックスシーンを書きたかった。
【前編】23ページ目〜24ページ目
確かどなたかに感想をいただいて、ものすごくハイになって追加のセックスシーンも書いた。
【前編】25ページ目
フリオニールが皇帝の元に行くことに賛同するようになったのは「それが正しいこと。」だから。「他の戦士が頑張ってたんだから自分は我がままを言ってはいけない。」と思っていた。優先順位や選択の基準が自分になく、自分を疎かにしている、と書きたかったのだけど、伝わったかな。すごく難しかった。
【前編】26ページ目
フリオニールが飛空艇を避けたがっているのは、乗船料がものすごく高かったのと、シドのことを思い出すため。
【前編】27ページ目
ユウナはX-2のガンナーの衣装。
【前編】28ページ目
「私、ユウナ。召喚士のユウナだよ。」というのはティーダと再会した時の言い方があまりにも可愛くて、その一瞬でユウナにノックアウトされたためそのまま使わせていただきました。
【前編】29ページ目
ライトニングの決意は一見献身的ですが、利己的でもあります。フリオニールの気持ちよりも、自分を失って悲しむフリオニールを見るのが嫌で、思考停止してしまっている状態。フリオニールが見せてくれたきれいな夜景はライトニングさんを勇気づけたのではなくて、「この美しい世界のために犠牲になる自分」という言い訳を与えてしまっただけだった。
【前編】30ページ目
本当は目が覚めたらライトニングさんは出ていった後でした、とするつもりでした。そのほうが話が早く進むし。でも、ちょっと切ないセックスシーンも書いてみたいな、と思って。どれだけセックスシーン書くのが好きなんだと問われると、それはもう大好きです♡
【前編】32ページ目
リボンという小道具をうまく使えたな、と思ってます。どうやってフリオニールに気付かれずにライトニングさんが部屋を出るかすごく悩みました。ボツ案ですが、FF2のボーゲンの幽霊が皇帝に操られていて、フリオニールを眠らせ、ライトニングさんが出て行きやすくする、みたいなことも考えました。
【後編】1ページ目
ディストに行って飛竜に乗る、というのはアシストメンバー達がライトニングさんに何を残して行くか考えていたのと、どうやってパンデモニウムに行こうかな、確か飛竜でないと行けなかったよなあ、とFF2のマップを見ていて、ユウナ→飛竜の召喚石、カイン→飛竜のペンダントをフリオニールに、というアイデアが同時に浮かびました。
飛空艇の技師長と助手はFF12のバルフレアとフラン。飛竜の情報をライトニングさんに伝えるフラン的な神秘的なことに造詣が深いひとがいると話が早いよなあ、でもオリジナルキャラクターは極力出したくないし。飛空艇に乗るため交渉する相手も必要だ、となって、空賊コンビを出すことに。書いていてめちゃくちゃ楽しかったです。好きは作品同士のクロスオーバーは本当に楽しい。
【後編】2ページ目
ラブラブじゃないですが、ライトニングさんを想って涙するフリオニールは書いていて顔がにやけてしまいました。鬼だ私。
【後編】3ページ目
吊り橋が落ちる仕掛けは色んな吊り橋の写真やwikiを見て考えました。ネットで簡単に写真を検索して見られるのは本当にありがたいです。
カインが長くあの世界に滞在できるのは飛竜の洞窟だからとありますが、そうしてくれないとフリオニールに飛竜のペンダントを渡せないので良い理由はないかなあと考えて苦肉の策です。
【後編】4ページ目
小型の飛空艇はもちろん12に登場するシュトラール。
【後編】5ページ目
カインは012の時にフリオニールを倒したときのフリオニールの人懐っこいワンコぶりが好ましくもあるのですが、反面ものすごく罪悪感をかりたてのではないかと私は考えていて、それで再会してもなんとなくフリオニールの顔が見られないカインになりました。
【後編】6ページ目
「でも、来てくれた……それだけで、充分だ…」はACでエアリスの台詞から。本当にエアリスらしい台詞で大好きだったので使わせていただきました。
ライトニングさんを失って、フリオニールに自分の気持ちを疎かにし過ぎだ、という気付きみたいなものを与える人が居たらいいよなぁ、でシャントット博士に。11はプレイしてないので、ディシディアと、ネットで調べて自分なりのシャントット博士です。
このページだけは本当に難しかった。このままでは書くのが嫌になって話が続かない、でもこのページ書かなくちゃ続きが書けない、で、かなりエイヤ!っと書きました。あらすじページみたいになってしまっているのはその為です…自分が書いた物にあまりネガティブなことを書かないようにしているのですが、本当を言うとこのページだけ書き直したい…
【後編】7ページ目
フリオニールとシャントット博士の旅というのは連載を始めたかなり早い段階から考えていて、2人ならこんな風に会話するんじゃないだろうか、というのをよく妄想していました。妄想してたらどんどん2人が勝手に喋るようになってて楽しかったです。「ライトは雷の精みたいにきれいだ!」というのは私の中のフリオが突然言い出して、自分でも吹き出してしましました。
【後編】8ページ目
青い鳥というのは本当はごく身近なところに居るんだよ、と言いたかった。
【後編】9ページ目
本当はフリオニールは記憶が戻らないままライトニングを迎えに行く予定でした。消えてしまった記憶は戻らないし、戻ったら話が安っぽくなるように思えたので。でも、ふと「ベルリン天使の詩」という映画を思い出して、その中のピーター・フォークみたいな感じでラグナを出して、フリオはのばらのエピソードを知ることになった、というのはどうだろう?と思って。
キュロスを出したのはFF8でのお気に入りの一人だから。いい感じにラグナにツッコんでいて、あの2人の会話は楽しかったなあ。
ベルリン・天使の詩は「シティ・オブ・エンジェル」というタイトルでハリウッドでリメイクされてます。
映画 ベルリン・天使の詩 allcinemaのページへ(外部リンク)
【後編】11ページ目
ガブラスを出すのはこのページを書く2〜3日前に思い立ちました。012キャラクターと、シャントット博士がフリオニールを助けるなら、シャントット博士と対でDFFにゲストで出演したガブラスも出たら完璧じゃない!と思い立って。
【後編】12ページ目
恋のキューピッドになるジャッジ・ガブラス。
カオスとコスモス、ガブラスとシャントット博士の戦いについてはファイナルファンタジー用語辞典 Wiki*を参考にさせていただきました。こちらがないと書けなかった部分がたくさんありました。ありがとうございました!
【後編】14ページ目
お気づきかと思いますがギリシア神話のオルフェウスとエウリュディケのお話と、イザナミイザナギのお話を参照にしています。どちらも大好きなので。
【後編】15ページ目
消滅したあとのライトニングさんの変身した姿はどんなのにしたいかすごく考えました。醜いモンスターみたいな容貌と思ったのですが、あまりにも元の姿とかけ離れているのは私が嫌でした。ライトニングさんはやっぱりキレイでいて欲しいし。
あまり変わり過ぎてると、やっと再会したフリオニールが「それでもライトが好きだ!」と言っても不自然ですしね。
で、最終回のラストスパートを書いている内にイミテーションの設定や、フリオニールがガブラスにディシディアの世界の真相を聞いて、ウォーリア・オブ・ライトさんがイミテーションと知ったら、あとでライトニングさんがイミテーションになってもすんなり受け入れられるんじゃないかと思って、wolさんとフリオニールのシーンを書き足しました。
「お前変わったな…」というやりとりはXのティーダとユウナをフリライ風にアレンジしました。

ネットで考察サイトやWikiを読んだりアルティマニアを読んだりと、下調べた大変でしたし、長い連載でしたが、なんとかゴールに辿りつけました。読んで下さったみなさん、本当にありがとうございました!
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